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2022.04.25更新

こんにちは!琉球治療院・施術者の関です。

 

今回は、パーキンソン病の通電治療についてお伝えしたいと思います!

 

私が鍼灸治療を始めた、最初の患者様が、パーキンソン病であった事や、
外科手術をした患者様の施術した事など、

パーキンソン病については多くの思い出があります。

 

パーキンソン病を初めて報告した、

イギリス人医師のJ・パーキンソン(1755~1824)はとても興味深い人です。
医学のほかにも恐竜に興味を持ち

テイラノ・サウルの名前つけた古生物学者としても有名です。

 

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(写真:J・パーキンソン)

 

パーキンソン病は、脳の黒質細胞にあるメラニンが、

原因不明で消失することが原因です。

 

メラニンが作っている、ドーパミンという神経伝達物質が減少して、
振戦(1秒間に4.5サイクルの震え)・固縮・寡動などの症状が現れます。

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(図1:黒質)

 

 

ドーパミンは薬としてそのまま投与すると、
脳が危険なものとして認識するので、そのままでは投与できません。
そこで、脳の中でドーパミンになるL・ドーパという薬が投与されます。

 

パーキンソン病の治療は、内科的な治療が多かったのですが、
25年ほど前にアービング・クーパー医師がパーキンソン病の手術の時に、
脳の視床の動脈を傷つけ、その時、症状が改善したようです。
それから、脳深部刺激療法(DBS)という外科療法も

治療として行われるようになりました。

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横浜で施術をしている時、DBS手術をした患者様を診る機会があるました。
DBS手術の原理を考えている時に、

鍼灸の通電治療も同じように使えないだろうかと思い始め、
現在は、通電治療をパーキンソン病の患者様に応用して治療しています。

 

日本では、1957年に大阪大学の佐野勇先生が

世界で最初にL・ドーパに基づいた治療を行いました。
しかし、L・ドーパの量が少なかったので不徹底な結果で終わってしまいました。
その後に、L・ドーパを研究したカールソン医師(スウェーデン)や
ホルニキウィツ医師(オーストリア)が有名になっています。

 

多くのパーキンソン病の患者様を施術するたびに、患者様の苦しみを感じます。   
私も鍼灸の通電治療の症例を重ねて、

パーキンソン病の患者様のお身体のお悩みに
寄り添った治療を提供できればと思っておりますleaf

 

投稿者: 琉球治療院

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