琉球治療院、北部支店の鍼灸あん摩マッサージ指圧師、仲本です。
以前、自給自足生活をしている家族を取り上げたテレビ番組で
「なぜ自給自足をしようと思ったのですか?」
という質問に、そのご家族がこう答えていました。
「世界平和のためです。戦争は、ほとんどが宗教、お金、資源などの人やモノの奪い合いによるものです。だから、自給自足をすれば争いも少なくなるから」
とのこと。
それと同じことを考えているのが、北部支店の鍼灸師Kさんです。
彼は、北部支店の庭を耕し、茄子やピーマン、じゃがいもを作ったりしています。
「これからを生き抜くには、自給自足が必要だヾ(@°▽°@)ノ」
と熱く語っています。
そして「みんなで山を買いましょう‼️」と、さらに熱い口調で話すのです。
ところで、自給自足という言葉から、田畑を耕し、食べ物を自分で作って食べるというイメージしかない人が多いかと思います。
それが間違っているわけではありませんが、自給自足の生活は言葉で考えているほど簡単なことではありません。
田畑を耕すということは、半年掛かりで収穫まで作物を育てるということです。
その過程では、台風で作物が全滅することもありますしo(T^T)o
害虫や疫病により作物が死滅してしまうこともあります(゚Д゚;)
大地から栄養を吸収する手助けをするために草を刈ることも必要ですし
干ばつの際の水まきなども欠かせません。
生産性を上げるために、肥料を撒いたり農薬を撒いたりと、お金もかかります。
そう考えると、農家の皆様の日頃のご苦労には頭が上がりません。
農家の皆様がいらっしゃり、人生をかけ、手間ひまをかけて下さっているからこそ、私たちの食卓の前に料理が並ぶんです。
昨今は、専業農家では生活して行けないことや過酷な労働環境のため農業の後継者が減り、国産の作物が減り続けています。
私たちは、農家の皆様の存在意義に気付き、農家の皆様への感謝を忘れてはなりません。
本日から、スーパーの県産・国産作物や、道端で売られているスーパーには出ない地元の作物などに注目してみたいと思います。
私たち1人1人がそれらを選んで買うことにより、農家の皆様が
「もっと作物を作ろう」「親の後に農家を継ごう」
と思ってもらえれば、とても嬉しいことです。
私たちは、私たちの大切な沖縄と日本を、自ら動いて協力し合うことで守って行くことが必要です。
それこそが相互扶助、ゆいまーるであり、沖縄が誇るべき沖縄の心でもあります。