皆さまこんにちは。
名護事務所の鍼灸師の仲村です。
沖縄もやっと寒くなって冬らしくなってきました。
そんな時に沖縄での薬草、ハーブで思い出すのが月桃ですね。
最近は美容や健康に対する効果からお茶や美容品にも利用されているようで誇らしいですね。
月桃は古来より漢方薬として利用され、健胃整腸、食欲増進、毒虫刺され、咳止め等の効果が伝承されています。
沖縄では、伝統行事として旧暦の12月8日に、黒糖や紫芋、また麦や芋を餅粉に混ぜて練り上げ、月桃の葉で包み蒸して
「健康に育ち大人になったら力(ちから)ムーチー(もち)になるように」
と健康祈願としてその餅を歳の数だけ食べる習慣があります。
月桃の葉で包んだ餅は軒下に約1ヶ月以上吊るしておいてもカビが生えないとも言われています。
蒸した際出る煮汁を屋敷の周りに撒き、鬼が屋敷内に入らないように魔よけとしたり利用されてもいます。
又、月桃の葉から製造した月桃茶は、
アミノ酸成分を多分に含み、体脂肪を分解する作用があるといわれています。
今年のムーチーは、年明け1月2日の正月に当たるためにわが家では
新暦でムーチーを作ってみました。