母との会話

こんにちは、琉球治療院の施術者、照屋と申します。

まだまだ寒さ は続きそうですが、皆様いかがお過ごしですか?

さっそくですが、私の母についてお話しをしたいと思います。

90歳すぎた頃から物忘れがひどくなり

「財布ナイナイ」と騒いでは

置いた場所を忘れ盗まれた等と言うようになりました。

それから暫くすると一昔前の親戚や知人の話になり

「誰々さんは元気かね?」

と聞くようになり高齢の母の知り合いは

「天国に」

と話すと

「2,3日前に会ったばかりなのに」

と不機嫌な顔 をしていました。。

また夜遅く台所で後片付けをしていると

「今夜は遅いからここに泊めてくださいね。」

「ところで貴方様のお母様は何処にいますか?」

と聞いてきます。

「私のお母様はここに居る貴方様ですよ」

と言うと

「え~、私の子供!」

とビックリ して

「そう言えば私には子供がいたんだね。」

等と思いだしたようにうなづいていました。

最近は重なる物忘れに気づいた様子で

「こんなに物忘れがひどいと長生きも問題だね?」

と首をかしげます。

すると私が

「どこか痛いところや辛いところがあるの?」

と聞くと

「いや、全々元気 」

と答えます。

「お母さん、私達がいるから心配しないでね~

年をとったら皆忘れっぽくなるんだよ。

一緒に頑張ろうね~」

と言うと

「そうだね!貴方がそう言うから頑張ってみるさね~( ´艸`)」

と笑います。

デイサービスでは、皆さんと一緒に体操をしたり踊ったり

スケジュールをこなして、時々ショートドライブに出掛けたり

ランチを頂き、いろんな場所を見学して楽しんでいます。

「今日はデイサービスで皆さんとドライブ して楽しかったでしょう。」

と聞くと

「どこも行ってないよ。」

と、もうすっかり忘れた様子。

認知症でそんな毎日を過ごしていますが

毎日、元気で笑いが絶えません 。