こんにちは
施術者の岡崎です
私は沖縄の芸能が大好きで、沖縄に住んでいます
芸能のなかでも特別大好きなのは宮古島の芸能で、國吉源次先生のもとで勉強
させてもらったクイチャーについてのお話をしてみようと思います
國吉源次先生は、生まれ育った宮古島で祖母の影響を受け宮古民謡に慣れしんだ方で
宮古地域の伝統的な民謡と踊り『クイチャー』の普及に努めてきた方です
クイチャーは、沖縄県宮古諸島各地に伝承されている集団の踊りであり、豊年祭や
雨乞いなどで踊られたり、娯楽として随時踊られたりして、人々の生活や信仰に
深く結びついています (`・ω・´)ノ
昔は、食べるものも食べられず、ほんとに貧しかったころ、憂さ晴らしでクイチャー
をおどっていたそうです。働いても働いても貧しかったのは、人頭税という税金が
あったからです 人頭税廃止のための中心人物が『保良真牛』、クイチャーの歌詞に
もなっている人です。漲水のクイチャーは、人頭税廃止の成果を代表たちが勝ち
取って無事島に帰ってくることを念願して作られたそうです
クイチャーの踊りは、本土の盆踊りと同じように輪になって踊ります
人々が歌い踊りながら、輪になって手足を振り、声を合わせます
クイチャーの語源は、クイ(声)をチャース(合わせる)であるともいわれ
皆が声を合わせて歌いながら手拍子を打ちつつ踊ります 踊りや歌は、他に
類例がなく地域的特色があり、地域ごとの伝統的な舞いがあります。
リズムをとるのが難しいところもありますが、何度かやっていくうちに動きについて
いけるようになります 踊りになれてくると楽しくなってきます
ほんとに楽しくて、踊ったばかりなのに、『次はいつクイチャーできるかねぇ 』と
待ち遠しくなります クイチャーには楽しさだけでなく奥深さもあるように感じま
す。行き場のない怒りや悔しさ、そんな気持ちを踊ることで忘れていく。
悔しさを乗り越える。
怒りを忘れる。
人間が生きていく上で必要な心の動きのように感じます。
2021年5月7日は、國吉源次先生の告別式でした。
グソーで三線弾いてますか?
クイチャーをおどってますか?
テビチは食べてますか?
ひもじい思いはしてないですか?
おばあさんには会えましたか?
源次先生、ほんとにありがとうございました。
生きてる限りクイチャーを大切に踊っていきたいです (*^-^*)