みなさん、初めまして!
11月27日に入社しました、鍼灸師の関忠雄と申します。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
私は2013年9月から2018年4月までの約4年半の間、私の家内の実家があるアルゼンチン共和国で生活をしていました。
今回、このブログにてその一端を紹介したいと思います。
私が思う「日本人が海外生活する上で障がいになる」ことは次の2つです。
①言葉の壁
②食べ物の味
① 言葉の壁について
日本では学校の授業の関係からか、「海外はほとんどの人が英語で話している」と錯覚している人が多いと思います。
実際は、「ビジネスでは英語が必要」としても「生活する上ではスペイン語、ポルトガル語、中国語」等々の多くの言語が飛びかっているのです。
私達日本人があれだけ学校で多くの時間をかけて習う英語は、会話用ではなく、受験用の英語にしかすぎません。
ですので、海外で生活するにはほとんど役に立たないことを知っておくことも大切なことだと思います。
ところで、実は家内のお父さんのルーツは沖縄にあります。
ただ、お父さんは家ではスペイン語で話をしていたため、家内は日本語に触れることが無かったそうです。
2000年にお父さんが生まれた沖縄(名護市)に来るまで日本語を話すことが出来なかったそうです。
なお、これからのお子さんには英語と同時にスペイン語も話せる教育をされることをお勧めします。
スペイン語で会話をする国は結構あります。
② 食べ物の味について
私は「味噌や醤油」といった日本人に馴染みのある味で育ちました。
アルゼンチンで生活していく中で、日本の醤油味の煎餅を食べたくなったものです。
そういった時に、日本からのお土産で「柿の種」を買ってきてくれると宝石でも貰ったような気分になったものです。
なぜ「宝石」なのかというと、日本の品物は3つの中間業者の手を通ります。
そのため、日本の3倍の値段となり、「高額な品物=宝石」へと変貌します。
話しは変わりますが、私はアルゼンチンでも鍼治療をしていたので、よく患者さんのパーティーに呼ばれることがありました。
アルゼンチンのパーティーでは、パーティーが始まる前などにビリヤードをしたりして楽しむのですが、その間には子豚の丸焼きを作って食事の用意をします。
日本にいる時は、子豚の丸焼きを食べたことが無かったので、初めは勧められて「ぎょっ」としたのですが、食べてみると私には美味しく感じられました。
私が約4年半で経験し、学んだアルゼンチンでの生活は、海外で生活する上では、ごくごく当たり前のことです。
が、今の日本での生活は「ものすごく便利な環境」であるということを私達は知る必要があると日々感じております。
海外で生活したからこそ、日本は安全で便利で幸せな国だと私は気づけました。
アルゼンチンでの思い出はたくさんあるのですが、また別の機会にお話しましょう